新館2階は、パーキンソン病やALSといった神経難病の患者様が多く入院されています。療養の場として、その人らしく快適過ごせる環境を整えるとともに、職種を越え連携し、患者様のADLの維持とQOLの向上を目指し、ひとりひとりのニーズに沿ったケアの実施やレクリエーションの充実に取り組んでいます。ショート入院も積極的に行い、地域の関係機関と連携を図りながら、患者様ご家族様の満足のいく療養環境の提供を行っています。

新館2階病棟概要

病棟基本データ 
病棟数:56床

区 分:一般病棟

入院基本料:障害者施設等入院基本料

看 護 体 制:10:1
    (夜間)看護師2名、介護士2名

入院対象病名

重度肢体不自由者 身体障害者1級・2級
脳卒中の後遺症の患者及び認知症の患者を除く
脊髄損傷
神経難病 多発性硬化症・重症筋無力症・スモン・筋萎縮性側索硬化症・脊髄小脳変性症・ハンチントン病
パーキンソン関連疾患 進行性核上性麻痺 大脳皮質基底核変性症
パーキンソン病(ヤール3以上で生活機能障害度がⅡ度又はⅢ度のものに限る)
多系統萎縮症 線条体黒質変性症・オリーブ橋小脳萎縮症・シャイ・ドレーガー症候群
プリオン病・亜急性硬化性全脳炎・ライソゾーム病・副賢白質ジストロフィー・脊髄性筋萎縮症
球脊髄性筋萎縮症・慢性炎症性脱髄性多発神経炎・もやもや病(ウイリス動脈輪閉塞症)
筋ジストロフィー
重度の意識障害 JCSでⅡ-3(又は30)以上又はGCSで8点以下の状態が2週間以上持続している

フロアマップ

みきやまリハビリテーション病院 新館2F フロアマップ

取り組み

新館2階病棟では、QOL(生活の質)の向上を図るため、病気の進行に伴い身体の自由が利きにくくなる患者様へ個別性のあるレクリエーションやケアを提供しています。
季節のレクリエーションでは、お花見や夏祭り、紅葉狩りやクリスマス会など、入院生活のなかでも四季を感じられるレクリエーションの取り組みを行っています。また、足浴や手浴などのケアの他に、貼り絵や計算問題などの脳トレ・音楽鑑賞など患者様に合ったレクリエーションを行っています。

女性の看護師が寝たきりの患者をベットに寝かせたまま桜の木を見れるように介助をおこなっている

令和6年度は以下の病棟目標を挙げて活動しています。

  1. 専門職として知識・技術の向上に努め、安心・安全な看護介護を提供します。
  2. 多職種と連携し、ADLの維持とQOLの向上に取り組みます。
  3. 患者様とご家族様、地域の関係機関と連携しその人らしく過ごせる環境づくりに取り組みます。
  4. 業務改善による職場環境の改善と円滑な病床管理に努め、経営改善に取り組みます。
  5. 思いやり、認め合う、あたたかい病棟を目指します。