本館2階病棟には、神経難病の患者様が多く入院されています。身体的にも、精神的にも苦痛・不安を抱えながら過ごされています。そこで、私たちはチーム一丸となって、患者様の個性を尊重しながら、その人らしく過ごしていただけるよう援助しています。

本館2階病棟概要

病棟基本データ
病棟数:60床

区 分:一般病棟

入院基本料:障害者施設等入院基本料

看 護 体 制:10:1
     (夜間)看護師3名、介護士2名
 

入院対象病名

重度肢体不自由者 身体障害者1級・2級
脳卒中の後遺症の患者及び認知症の患者を除く
脊髄損傷
神経難病 多発性硬化症・重症筋無力症・スモン・筋萎縮性側索硬化症・脊髄小脳変性症・ハンチントン病
パーキンソン関連疾患 進行性核上性麻痺 大脳皮質基底核変性症
パーキンソン病(ヤール3以上で生活機能障害度がⅡ度又はⅢ度のものに限る)
多系統萎縮症 線条体黒質変性症・オリーブ橋小脳萎縮症・シャイ・ドレーガー症候群
プリオン病・亜急性硬化性全脳炎・ライソゾーム病・副賢白質ジストロフィー・脊髄性筋萎縮症
球脊髄性筋萎縮症・慢性炎症性脱髄性多発神経炎・もやもや病(ウイリス動脈輪閉塞症)
筋ジストロフィー
重度の意識障害 JCSでⅡ-3(又は30)以上又はGCSで8点以下の状態が2週間以上持続している

フロアマップ

みきやまリハビリテーション病院本館2Fのフロアマップ

取り組み

令和6年度は、以下の病棟目標を掲げて活動しています。

令和5年度は、以下の病棟目標を掲げて活動しています。

  1. 看護・介護技術、知識の向上に努めます
  2. 手洗い・手指消毒を確実に行い、感染防止策の徹底を行います
  3. 職種の専門性をいかしたカンファレンスの充実、情報共有を強化する
  4. 入院患者様の在宅連携を実施し、一貫した看護を行います。
  5. 業務改善による職場環境の改善と円滑な病床管理に努め、経営改善に取り組みます
  6. 接遇意識を向上し、スタッフ個々が倫理的感覚を養うことができる。

本館2階病棟 活動内容

みきやまさくらねっと

在宅での患者様、御家族、事業所の方々に対して悩みや疑問など勉強会を通して学んだり、情報交換しあえる場を提供しています。
令和5年度は、当院臨床工学技師より、排痰補助装置の勉強会を実施しました。

グッドケアチーム

早期から緩和ケアが提供できる事を目標として多職種で患者様の状況にあったケアの提供、QOLの向上が図れるように御家族にも協力していただきながら進めています。

介護士が手を洗う介助をおこなっている

トピックス

病棟リハビリテーション

病棟で行える作業や、歩行訓練等患者様個々に合わせて実施しています。
少しでも長く自分の足で歩きたいという患者様の思いに寄り添えますように☆ 

看護師が歩行の介助をおこなっている
看護師が歩行の介助をおこなっている

人工呼吸器装着患者様リハビリテーション

病気により医療機器を使用し、入院していると動きが制限された中での生活となります。
患者様の生活の質を考えたリハビリテーションをと、セラピストと看護師で、調理リハビリを取り入れ実施しました。料理が好きな患者様は、残された機能を使って上手に料理をされました。「家族へ食べさせたい」そんな気持ちがリハビリのモチベーションに繋がります。

人口呼吸器装着の患者が調理リハビリでたまねぎを切っている
人口呼吸器装着の患者が調理リハビリでたまねぎを切っている手元画像